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ヒップホップはアメリカを変えたか? 
もうひとつのカルチュラル・スタディーズ

S・クレイグ・ワトキンス著/菊池淳子訳/四六判/272ページ/2200円+税

ヒップホップのパワーとは?その未来とは?

病める現代アメリカの社会・政治・経済を刺激してきたヒップホップ・カルチャー。
その誕生から絶頂、そして明らかになる様々な問題を突き、ヒップホップの新たな可能性を考察する、ポップ文化研究の画期的入門書!

12月15日発売!

■ピーター・バラカンさんから帯の推薦コメントをいただきました!



ピーター・バラカンさん推薦!

 「30年ほど前に、ニューヨークの経済格差から生まれたヒップホップ。
 その後世界を制覇するとは、当時誰も想像すらしなかったはずです。
 好き嫌いに関わらず、今世界中の若い世代に計り知れない影響を及ぼしている
 ヒップホップを現象として真面目に理解する必要があります。
 ヒップホップがアメリカの娯楽産業、メディア、ファッション、政治、
 つまりアメリカの世界観を、よくも悪くもいかに変えてきたか、
 批判精神も持ちながら著者は鋭く分析しています。
 アメリカ社会に関心ある人にはぜひ読んで欲しい本です」――ピーター・バラカン




“ブギーダウン”ことNYはブロンクスで産声をあげたヒップホップ。
瞬く間にアメリカのポップ・カルチャーを席巻し、90年代後半にはメディア/企業を巻き込み、一大メジャー産業へと変貌を遂げていきます。
その過程から明らかになるさまざまな現代アメリカが抱える問題点(人種問題、格差社会、暴力/犯罪、性の問題、企業の支配etc.)を突きながらも、「ヒップホップほど若者の心をつなぎ、希望やインスピレーションを与えるものは他にない」と考える筆者が、その深い精神性やインディペンデント性、そして社会参加、政治運動へと繋がってゆくヒップホップの潜在的なパワーを詳細に調査し、社会学的に緻密に分析した、ポップ・カルチュラル・スタディーズの画期的入門書!


〈本書に登場する主な人物〉
シュガーヒル・ギャンググランドマスター・フラッシュアフリカ・バンバータなどの
ヒップホップ黎明期のパイオニアたち
N.W.A.シュグ・ナイトなどのギャングスタ・ラップの花形たち
ドクター・ドレージェイ・Zローリン・ヒルなどの
ヒップホップの枠にはとどまらない成功をおさめたセレブリティ
社会現象となった白人ラッパーのスター、エミネム
反体制の気骨を持つ闘士チャックD率いるパブリック・エネミー
最大レーベルのひとつデフ・ジャムの創設者であり政界にも進出するラッセル・シモンズ
全米初のヒップホップ市長、クウェイン・キルパトリック(デトロイト市長)
ヒップホップ界きっての知性派であり精神の求道者・KRS-One
etc...




■PROFILE■

著者:S・クレイグ・ワトキンス S. Craig Watkins
テキサス大学ラジオ-TV-フィルム学部准教授。専門は社会学、アフリカン・アメリカン文化研究。研究及び調査対象は、人種問題、メディア・スタディ、ヒップホップと多岐に渡る。その他の著書に『リプレゼンティング:ヒップホップ文化とブラック・シネマ産業(Representing: Hip Hop Culture and the Production of Black Cinema)』(シカゴ大学出版、1998年、未邦訳)。近年ではオンライン・ゲームやソーシャルメディアによるコミュニケーション等の若者のデジタル・メディア・カルチャーにも焦点をあててている。


訳者:菊池淳子
翻訳者。カナダ・トロント大学大学院演劇科卒業。訳書にリンダ・シーガー『アカデミー賞を獲る脚本術』、クリス・ロドリー『デイヴィッド・リンチ』(共訳)、『クローネンバーグ・オン・クローネンバーグ』、リンダ・マンザー『森の中からジャズが聞こえる』(以上、フィルムアート社)ほか。



■CONTENTS■
プロローグ
1 イントロダクション/ヒップホップが踏み出した第一歩
 シュガーヒル・ギャングの登場
 「Rapper's Delight」が切り開いた歴史的瞬間
 ラップの持つ社会性を示した「The Message」
 アフリカ・バンバータの行動主義
 グランドマスター・フラッシュのアンダーグラウンド精神

第1部 ポップカルチャーにおけるヒップホップの闘い
 第1章/90年代 ポップスをまるごと飲み込むヒップホップ
  トミー・ボーイ、プライオリティ・レコードの成功
  インタースコープ・レコードの登場
  シュグ・ナイトとドクター・ドレー

 第2章/1998年はヒップホップ飛躍の年
  「XXL」版・ハーレムの偉大なる日
  DMXとマスターPの快挙
  ファッションブランド「チームFUBU」の奇跡
  女性のリーダー的シンボルとなったローリン・ヒル
  社会的地位とストリートの信頼を両立させたジェイ・Z

 第3章/白人がヒップホップを支配する?
  エミネムの登場
  「白人のクズ」から一躍スーパースターに
  N.W.A.を熱烈に支持した白人ティーン層
  白人はヒップホップを脅かすのか?

 第4章/インターネット時代のヒップホップ
  “ファイト・ザ・パワー”なチャックD
  デフ・ジャム・レコードとパブリック・エネミー
  チャックDの新たな戦略
  ヒップホップは“闘える”のか?


第2部 政治運動におけるヒップホップの闘い
 第5章/大衆を動かせ
  ラッセル・シモンズの政界進出
  HSANの活動がもたらした熱狂と失望
  ヒップホップは何のために、誰のために闘うのか?

 第6章/若者は声を上げる
  増え続ける服役囚
  刑務所の虐待問題
  “鉄格子ではなく本を!”ーー新たなるスローガン
  ヒップホップらしい、自分たちのスタイルで

 第7章/「私たちの未来は、いま、ここにある!」
  デトロイトの夜、エミネム・ショー
  全米初の“ヒップホップ市長”誕生
  人種ではなく、世代間の戦い
  ヒップホップ世代よ、立ち上がれ!

 第8章/「ヒップホップは私たちを愛してるの?」
  ポルノとヒップホップ
  ミュージック・ビデオ監督、ハイプの活躍
  立ち上がるブラック・ガールの表現者たち

 第9章/アカデミズムの中のヒップホップ
  名門大学にみるヒップホップ受容
  ヒップホップ小説のブレイク
  ヒップホップ精神の探求者、KRSワン

エピローグ/ヒップホップを超えろ!