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« 2012.6.26 Tue | メイン | ソーシャル・ドキュメンタリー現代日本を記録する映像たち »

海賊のジレンマ
ユースカルチャーがいかにして資本主義を作ったか

dilemma_HP.jpgマット・メイソン 著/玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子 訳/四六判/424頁/定価 2,600円+税/ISBN 978-4-8459-1288-9
7月23日発売!
既成概念を揺さぶれ!
アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する、イノベーションの主役=“海賊”たちの物語。

既存のメディア形式を操って、オープン&リミックスさせる海賊の戦略で、社会に変化をつくり出す!
ソフトウェア、音楽、ゲーム、広告、ファッション、映画、デザイン……多くの産業に影響を与え、常に新しい変化をもたらす海賊たち。著作権侵害や、海賊行為という「違法行為のグレーゾーン」を拡張して進化し続ける彼らは、戦うべき脅威なのか、それとも学ぶべきイノベーターなのか? 
若者文化の新しい価値感と挑戦、DIYの智慧、自由な創造性に焦点をあてた、新時代のクリエイティヴ啓蒙書。

■「今日の“海賊(パイレート)”は、明日の“開拓者(パイオニア)”だ」
 ──クリス・アンダーソン推薦!
 (「ワイアード」誌編集長、『ロングテール』『フリー』著者)



<この物語に登場する主な海賊たち>
ホームブリュー・コンピュータ・クラブ、スティーブ・ジョブズ&スティーブ・ウォズニアック(アップル創業者)、リーナス・トーバルズ(LINUX開発者)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創業者)、ショーン・ファニング(ナップスター創業者)、アンディ・ウォーホール、マルコム・マクラーレン、ヴィヴィアン・ウェストウッド、リチャード・ヘル、デヴィット・マンキューソ、ジェイ・Z、ラッセル・シモンズ、パブリック・エネミー、50セント、ファレル・ウィリアムス(ネプチューンズ)、TAKI 183、RAMM:ELL:ZEE、マーク・エコー、NIGO®、デイモンド・ジョン(FUBU創業者)、ドヴ・チャーニー(アメリカン・アパレル創業者)、リチャード・ラッセル(XLレコーディングス創業者)、デューク・リード、リー“スクラッチ”ペリー、キング・タビー、トム・モールトン、クール・ハーク、アフリカ・バンバータ、デンジャー・マウス……

■PROFILE■

[著者]
マット・メイソン(Matt Mason)

ジャーナリスト、ライター、コンサルタント、起業家。ロンドンで海賊ラジオやクラブのDJ としてキャリアをスタート。その後、先端音楽を扱うインディペンデント雑誌『RWD』を創刊、編集長として活躍する。また、先鋭的カルチャー・フリーマガジン『VICE』にも大きく貢献。クリエイティビティ、破壊的イノベーション、著作権侵害をめぐる諸問題、P2Pテクノロジーの展望などについて、執筆・講演活動を行なう。『The Guardian』『The Independent』『The Observer Music Monthly』『Dazed& Confused』『Adweek』『VICE』など、さまざまな媒体に寄稿。サンフランシスコ在住。なお2008年に出た本書はベストセラーとなり、『WIRED』誌では10段階中9という高い評価を得、『Business Week』等の有力媒体でも取り上げられた。

[訳者]
玉川千絵子(Chieko Tamakawa)

茨城県生まれ。大学卒業後の2001年、アメリカ留学中に911テロ事件に遭遇し海外の情勢を知ることの大切さを痛感する。帰国後は、英語講師をしながら、フリーランスの翻訳者としてさまざまな団体に協力。主に、ドキュメンタリー映画やTEDなどの動画の字幕翻訳、音楽の歌詞などを手がけている。また、音楽を通じて社会問題を紐解く活動をしている5th-elementのメンバーの一員でもある。

八田真行(Masayuki Hatta)
1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、2011年4月より駿河台大学経済学部専任講師。専攻は経営組織論、経営情報論。ハッカー文化にも造形が深い。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバー、MIAU発起人・幹事会員。

鈴木沓子(Toko Suzuki)
東京生まれ。新聞社、雑誌社勤務を経て、現在フリーで書評や映画評などの執筆のほか、編集と翻訳業を行なう。雑誌『週刊金曜日』書評委員(2012)、オンラインマガジン「webDICE」で連載「オールモストフェイマス 未配給映画探訪」を掲載中で、連載と連動した上映会を主催。

鳴戸麻子(Asako Naruto)
1974年愛知県生まれ。武蔵野美術大学(基礎デザイン学科)を卒業後、名古屋大学文学部(美学美術史学科)に編入。以来、西洋美術史(スペイン美術史、特にエル・グレコ)を専門とし、同大学の後期博士課程を2008年に満期終了。マドリッド・アウトノマ大学への留学を機に、2005年からマドリッドに在住。



■CONTENTS■

イントロ ロリポップ・キャンディの襲撃

1. パンク資本主義:DIYからスニーカーのダウンロードまで

2. 海賊として進むべき道:海上要塞とパテント・トロール、そして私たちに海賊行為が必要な理由

3. 我らがリミックスの発明者:カット&ペースト文化が新たに生み出す公共の基盤

4. 闘争のアート:ストリートアート、ブランド化、そしてパブリックスペースをめぐる闘い

5. さまざまな境界侵犯: 修道女のディスコ、レコード業界の死、そしてオープンソースという未来

6. リアル・トーク:いかにしてヒップホップは何十億も稼ぎ、世界平和をもたらしたか

7. ネットでつながる経済学:街なかで枕で叩き合う「ピローファイト」、
 平手打ちを録画して公開する「ハッピースラップ」、そして後世に残る文化的遺伝子

アウトロ 海賊のジレンマ:変わるゲーム理論



■SAMPLE■







以上、「日本語版解説」(八田真行)、「訳者あとがき」(玉川千絵子)より