森直人 著/240ページ/四六判/1700円+税
ロックンロール的映画批評、の先にあるもの。
「流行通信」「QJ」「メンズノンノ」などで活躍し、若者から圧倒的支持をもつ森直人による映画批評!
<いま>を呼吸する純粋な共感と、時代をシフトする最新映画ワールド!
ロックンロール的映画批評、の先にあるもの。
これを読んだら映画を観たくなる...
いや、映画を観るよりオモシロイ。
森直人
1971年8月22日和歌山県和歌山市生まれ。映画批評/雑文業。
近畿大学文芸学部卒業後、数年のニート生活を経て上京。編著に『21世紀シネマX』
『日本発映画ゼロ世代』(フィルムアート社)、共著に『面白いDVDの本』(太田
出版)『ミニシアター・ガイド』(エスクァイア・マガジン・ジャパン)など。ほ
か、「流行通信」「QJ」「メンズノンノ」などで活躍し若者から圧倒的支持をもつ。
ブログ 脱力日記ハイパー
1章 廃墟のなかの子供たち
・ 無様な人間たちの切なさが、たまらない!
・ みそっかす人間のフェミニンな優しさが。
・ W・アレン、愛するN.Y.を去る
・ この世は地獄だよ。なあ。
・ 九〇年代、この微妙な感じ。
・ Everything Means Nothing to Me
・ リバー・フェニックスの幻影を追って
〈トラスト〉する愛に、涙がとまらない。
・ ひたすら、ソフィーへの愛を
・ 知らないうちにストレスたまってない?
・ ギャロの髪が、風にそよぐだけで……
・ なんとかなりますよ!
・ 心に刺さったナイフをもつ男、豊田利晃
・ ガキが笑う、この世のすべてを何も知らず…
・ しょっぱい記憶とクラピッシュ!
・ 人生の中であがくことの地獄
2章 僕たちのアヴァンギャルド
・ PV監督たちの表現に注目!
・ 理屈を体現するヴィジュアル!
・ チャン・イーモウの頭のなか
・ ジャンク・フードがアメリカ帝国主義を暴く!
・ タランティーノの呪縛から逃れて
・ ソフィア嬢にみる「育ちの良さ」という才能
・ 狂気のリアリズムで迫る垂直アクション!
・ 世界最先端の大傑作誕生!
・ M・ゴンドリーの華麗な映像絵巻プレイ
・ 宇宙人的な感性に酔え。
・ 「アメリカ映画」と「ど根性ガエル」をサンプリングする男、石井克人
・ MV発→SF行きの映像列車は、ゆるやかに
・ 超アッパーなポップ・ミュージカル
・ 僕は、堤幸彦になりたい。
・ ラブとエロスとアートの残酷な循環
・ ゴダール流「若気の至り」を遊び尽くせ!
3章 シネマ・ガレージ批評
・ 作家と批評家の熾烈な関係
・ フラットな世界とカート・コバーンの自殺以降の風景
・ 『イージー・ライダー』から始まった、ロック「物語」
・ 『セカチュー』『NANA』の大ヒットに「物語」映画の復権をみる
・ 60、70年代「日本製映画」は、いかに甦るか
・ 映画のライナーノート
ハーモニ-・コリン『ガンモ』『ジュリアン』
トッド・ソロンズ『おわらない物語 アビバの場合』
ウディ・アレン『僕のニューヨークライフ』
ジム・ジャームッシュ『ブロークン・フラワーズ』
ハーモニ-・コリン『ガンモ』『ジュリアン』
ガス・ヴァン・サント『エレファント』
ハル・ハートリー『ヘンリーフール』
ロザンナ・アークエット『デブラ・ウィンガーを探して』
ヴィンセント・ギャロ『ブラウン・バニー』
セドリック・クラヴィッシュ『スパニッシュ・アパートメント』『ロシアン・ドールズ』
レオス・カラックス『ポーラX』
スパイク・ジョーンズ『マルコヴィッチの穴』
ミシェル・ゴンドリー『ヒューマンネイチュア』
マーク・ロマネク『ストーカー』
ターセム『ザ・セル』
チャン・イーモウ『至福のとき』
モーガン・スパーロック『スーパーサイズ・ミー』
ソフィア・コッポラ『ヴァージン・スーサイズ』
ジョン・ウー『ソルジャードックス』
パク・チャヌク『オールド・ボーイ』
ミシェル・ゴンドリー『エターナル・サンシャイン』
ジャン=リュック・ゴダール『はなればなれに』
奥原浩志『青い車』
宮崎駿『ハウルの動く城』
田中誠『タナカヒロシのすべて』
豊田利晃『ナイン・ソウルズ』『空中庭園』
塩田明彦『カナリア』
奥秀太郎『日本の裸族』
中野裕之『Stereo furure』
中島哲也『嫌われ松子の一生』
堤幸彦『2LDK』
竹内スグル、実相寺昭雄、佐藤寿保、カネコアツシ『乱歩地獄』
ほか