■ 山形浩生 推薦!
「いまやメディアが現実を詐称するほどの深みを持つフィクションを捏造しつつある。だがそれに没入する利用者たちは、製作者の手の上で踊らされるだけのカモなのか、それともその読みを通じて製作者の意図を喰い破り、現実すら歪めるのだろうか。」
■ フランク・ローズ(本書著者)より、日本版によせたコメント
「日本──それはオタクの天国でありメディアミックスの故郷。メタル・ギア・ソリッドの、そして攻殻機動隊の国。私たちにエンターテインメントの未来を指し示してくれる文化であり、そして私に『のめりこませる技術』を書くインスピレーションを授けてくれた素晴らしい国、それが日本なのだ。」
(原文)
「As the land of otaku and media mix, of Metal Gear Solid and Ghost in the Shell,
Japan has pointed us toward the future of entertainment and helped inspire this book.」

■ 関連リンク集 ■
本文中に登場する一部の本邦未放映の映画、ドラマや動画などに関し、ウェブ参考文献として「★」と番号で整理しました。下記のリンクより、それぞれ閲覧可能です。
◇ 第1章
★1 p.27 携帯ケーキ
(ウェブサイト:写真あり)
★2 p.28 Why So Serious ?(マジになるなよ)
(ウェブサイト:ゲームは終了しているため、イベントはほとんど起こりません)
★3 p.29 『ダークナイト』ジョーカー 銀行襲撃のシーン
(映像:「お前は何を信じてるんだ!」)
★4 p.36 『バトルテック』
(映像:バトルテック・センターのインストラクション・ビデオ。こんな世界観でプレーします)
★5 p.47 I Love Bees(蜂が好き)
(ウェブサイト:蜜蜂の情報サイトを邪魔するように出るウインドウから、パズル解読が始まります)
★6 p.51 イヤー・ゼロ
(ウェブサイト:42エンタテインメント社が資料用に再構築したもののようです。「こういうゲームでした」というナレーションが始まります。iamtryingtobelieve.comへのリンクあり。探してください!)
◇ 第2章
★7 p.72 『マトリックス・リローデッド』バーリー・ブロウル
(映像)
★8 p.72 エージェント・スミスの大群、電車に乗る
(映像)
★9 p.92 『アバター』の特殊効果撮影
(映像:サイマルカム、パフォーマンス・キャプチャー、ブレイン・バーの様子などが垣間見れます)
◇ 第3章
★10 p.116 ベティ・ドレイパー
(ツイッター:ドン・ドレイパーと離婚したので別姓です)
◇ 第4章
★11 p.139 『Troops』
(映像:スター・ウォーズのパロディ。警官に密着取材する『Cops』という番組もパロディにもなってます。「(濃い田舎訛りで)徴兵 センターにいって志願してさあ、それ以来タトゥーイン配属勤務ってわけさあ」)
★12 p.147 ホールデン・レンツ坊や
(映像:背後で微かにプリンスの「Let's Go Crazy」が聴こえます)
◇ 第5章
★13 p.152 『I'm Your Man』メイキング
(映像:最初の1分に実際に選択する観客の様子あり)
★14 p.153 『Mr. Payback』
(映像:映画の一部。選択した結果のみ見られます)
★15 p.157 『ヴァンニーヴァー・ブッシュのメメックス』
(映像:「弓矢について百科事典を調べ、それを開いておきます。次に歴史書に面白い文献を見つけ、二つをつなぎます。メモも出来ます。後に友人との会話がトルコ弓に及んだので記録した文献のつながりを出力し友人に渡します」ヴァンニーヴァーの論文50周年記念に作られたものです)
◇ 第6章
★16 p.176 『ミスト』
(映像:本当は スライド形式なのでこんなにサクサク進みません。音楽は本物)
★17 p.182 『ポング』
(映像:懐かしのテレビ・ゲーム)
★18 p.185 『Gears of War(ギアーズ・オブ・ウォー)』
(映像)
★19 p.194 『GTA Ⅳ Cool Death Gameplay(GTA4 ガチイケてる転落死)
(映像)
◇ 第7章
★20 p.209 『ロスト』呪いの数列
(映像:第1シーズンで数列に関係ある場面が再編集されています)
★21 p.227 『ロスト・エクスペリエンス』ハンソー財団と数列の謎
(映像:「おい!後ろで撮影してるヤツがいる!」)
★22 p.228 ハンソー財団疑惑を糾弾するレイチェル・ブレイク
(映像:サンディエゴ・コミコンでの一場面。「恥知らず!」)
◇ 第8章
★23 p.239 ダンダー・ミフリン・セイバー
(ウェブサイト:現在、お断りページが被さるので×印をクリックして閉じてください。ダンダー・ミフリン社はセイバー社から逆買収、独立した模様)
★24 p.240 JK Wedding Entrance Dance/ジルとケビンのウエディング入場の舞
(映像)
★25 p.244 Schrute Space/シュルート・スペース
(ウェブサイト)
★26 p.256 『ヒーローズ』 オンライン・コミック第一話「Chapter 1 - MONSTERS」
(ウェブサイト:マンガの絵をクリックすると、コミックが開きます。「日産ヴァーサ!」)
★27 p.258 Lonelygirl 15(仮題:淋しい彼女は15歳)
(映像:ウェブシリーズ)
★28 p.274 最終回に1フット作戦
(映像:実際のサブウェイへのデモ行進風景。「彼女が発起人なんだ!皆、拍手!」)
◇ 第9章
★29 p.289 オバマ大統領に向かって「嘘つき!」と野次る
(映像:ナンシー・ペロシの表情がことの深刻さを語っています)
◇ 第10章
★30 p.311 HotForWords/ホット・フォー・ワーズ キノコバーガー
(映像:今日のレッスンは、ポルトベロ・キノコの名前の由来を……)
★31 p.311 Smosh/スモッシュ キノコバーガー
(映像:僕に「お前はどうやってバーガーを食べる?」って聞くふりをして、自分がどう食べるか見せびらかしたいだけなんだろ?)
★32 p.311 NigaHiga/ニガヒガ キノコバーガー
(映像:カールズジュニアポルトベロマッシュルームシックスダラーバーガーのお陰で……!)
★33 p.311 iJustine/アイ・ジャスティン キノコバーガー
(映像:ステップ1 バーガーを買う。ステップ2 道具の準備。ステップ3 最適のケチャップ投入場所を分析の上……)
★34 p.311 sxephil/エスエックスシーフィル キノコバーガー
(映像:ビジネススーツの男たちが来て「最高のカールズジュニアのコマーシャルを作ってくれ」と頼まれて作ったんだけど、あんまり出来がよくな い・・・iJustine乱入!)
★35 p.311 Alphacat/アルファ・キャット キノコバーガー
(映像:ベイビー、ご飯出来たわよ!ああ、もう腹ペコ!OK、どうぞ食べて!)
★36 p.312 WasteTimeChasingCars/〝自動車追って暇つぶし〟 キノコバーガー
(映像:俺は車を飛び越えながら、食う!)
★37 p.313 Shane Dawson/シェイン・ドーソン キノコバーガー
(映像:アタシのところに来ないなんて、上等じゃないのさ!)
★38 p.316 ハードセル:アニシン頭痛薬CM
(映像:すぐ効く!早く効く! 今も薬のCMは同じようなもんですね)
★39 p.316 ソフトセル:ハサウェイシャツ広告
(ウェブサイト:写真あり。突飛なキャラ。ソフトバンクの犬のお父さんのようなものの原型でしょうか)
★40 p.317 クレバーセル:ワーゲン・ビートル広告
(ウェブサイト:写真あり。"Lemon"はボロ車。"Think Small"は"Think big"という決まり文句の捩りです)
★41 p.326 言いなりチキン
(フラッシュゲーム:英語で指示すると遊べます。例: Sit, Squat, Dance, Sneeze, Hop, Touch the toes, Do a carwheel, Watch TV, Play air guitar, Pee in the corner, Pee on the sofa, Kick the sofa, Do a backflip, Hit yourself. 最後にSUBMIT)
★42 p.329 シェビー・タホ/アプレンティス CMコンテスト
(映像:地球温暖化のことで茶化されています「自転車に乗ろう!」)
★43 p.331 『Chevy Lowrider Commercial/シボレー・ローライダー CM』
(映像)
★44 p.331 『Chevy Tahoe Memorial/俺のシェビー・タホに捧ぐ』
(映像)
★45 p.331 ニック・ヘイリーのiPod TouchのCM
(映像)
★46 p.332 ニック・ヘイリーの監修で作った放送用iPod TouchのCM
(映像)
★47 p.335 『ハピネスファクトリー』
(映像:実際のCMです)
★48 p.341 オールド・スパイス
(映像:「さあ私を見て。今度は彼氏を見て。また私を見て! 残念ながらあなたの彼氏は私ではない。でもオールドスパイスをつければ、少なくとも同じ香 り……」)
★49 p.341 Axe /アックス ボディスプレー
(映像:これをつければ周りの女性は皆……。とてもわかりやすい。これはドイツ版)
◇ 第11章
★50 p.353 『バトルゾーン』
(映像:ハマースミス病院の実験で使われた初期のアーケイド・ゲーム)
★51 p.360 アイオワ・ギャンブル・タスク
(ゲーム・アプリ:認知科学系のアプリ・ディベロッパーInquisitのサイトでデモ版を体験できます。Startをクリックすると"Inquisit.jnlp"がダウンロードされます。展開してもう一度"Start"をクリックすると4つのカード・デッキが表示され実験開始です。50枚引くと終了。結果はInquisitに送信されます)
★52 p.363 ベルハウス
(ウェブサイト:ライブハウスのサイトです)
★53 p.364 ザ・アミグダロイズ
(映像:ルドゥーのロックバンド“扁桃体ズ”。サビ「恐怖、それは最も原始的で基本的な感情なのだ」)
◇ 第12章
★54 p.375 『フェイブルII』 犬
(映像:可愛い犬の様子が見られます。モリニューの解説つきのようです)
★55 p.382 『マイロ&ケイト』デモ
(映像:モリニューのインタビュー。2分あたりからデモあり)
◇ 第13章
★56 p.397 『トロン』
(映像:黄色い バイクに乗っているのがケヴィン・フリン)
★57 p.397 『トロン・レガシー』
(映像:「バイクなら負けないぜ!」)
★58 p.397 『トロン オンライン版スペース・パラノイド』
(ゲーム:Unity Web Playerをダウンロードして遊べます。「1」を押して1人プレイ、矢印キーで戦車を動かし、マウスで照準合わせ、クリックで射撃、スペースで正面戻し。弾が切れたら補給の必要あり)
★59 p.399 『トロン・レガシー』記者会見
(映像:パラシュート降下、かなり危険だったようで、地上の野次馬が盛り上がります)
★60 p.400 『トロン・レガシー』 サム・フリンの決意表明
(映像:「エンコムが何やら会見するらしいが、俺にも一言、言わせてもらうぜ」)
★61 p.415 ホロデッキでシャーロック・ホームズごっこ
(映像:『新スタートレック』次週予告。「仮想モリアティ教授が現実世界に出てきてしまって、さあ大変!」)
★62 p.419 ガンスリンガー仮想人間シミュレーションテスト
(映像:体験記。この挑戦者は早撃ちで勝ちます)
★63 p.424 『新スタートレック』ホロデッキ
(映像:バークリー中尉: 仮想部下たち(現実では全員上官)にお世話になりました、と別れをつげて脱ホロデッキ引きこもり)
★64 p.424 ユッセ城
(ウェブサイト:ロワール渓谷観光サイト)
★65 p.428 ディズニーランドへようこそ!
(映像:開園4年目当時のニュース映画のビデオ。コダック提供ディズニーランドへようこそ! 造成建築の様子がよくわかります。ABCの番組だというところが、未来の行く末を忍ばせます)
◇ 解説
★66 p.436 『スター・ウォーズ・エピソード7・パート2』
(映像:『ハングオーバー』の監督が冗談で「エピソード7」の監督オーディション用として作った爆笑パロディ)
その他、書籍の内容は下記詳細ページを御覧ください
http://www.filmart.co.jp/cat138/post_176.php