書籍詳細(渋く、薄汚れ。)

滝本誠 著/308ページ/菊判/1800円+税

「ワイルドサイドを歩け!」


読み出したら止まらない、

犯罪的面白さのア-ト評論集、ついに刊行!


独自の美学に裏打ちされたアートの審美眼と、ポエティック

な文体を持つ滝本誠が、映画・小説・絵画などの背後に蠢く

闘争、ハリウッドスキャンダル、果ては猟奇殺人までをも語

り尽くす!

澱んだ快楽を丸裸にする、滝本誠のノワール・ワールド!

■ 著者紹介 ■

 

滝本誠

評論家。1949年1月19日、京都府生まれ。京都の文化果つる山間で生まれる。府立福知山高校を経て、東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。著書に『きれいな猟奇 映画のアウトサイド』(2001、平凡社)、『美女と殺しとデイヴィッド』(1998、洋泉社)、『映画の乳首、絵画の腓』(1990、ダゲレオ出版)がある。『アシュカン派の美術ー<ノワール>の発生』執筆がせかされている。口癖だが、先行きは暗い。

■滝本誠ホームページ
http://www.cloverbooks.com/taqui/taqui01.html



■ 主な内容 ■

まえがき


第I章
どんな末路が待とうが、犯罪の弾ける楽しさ、悲しさこそが


・ S・キューブリック、F・シナトラから映画化権強奪
    ——『現金に体を張れ』

・ ウィージー印死体効果
    —— 『パブリック・アイ』&『罠』

・ マイケル・ルーカーは「現場の顔」だ
    —— 『ブラウンズ・レクイエム』

・ 白世界へのハリー・べラフォンテ、黒の挑戦
    —— 『拳銃の報酬』

・ 原作者を馬鹿にし、監督には無視され、シナリオ・ライターの歪んだ立ち位置
    —— 『孤独な場所で』

・ 伝説のLAギャング、ミッキー・コーエンとジェイムズ・エルロイ同好の士
    —— 『ハリウッド・ノクターン』を読む

・ 娼婦による変態暴きのクール!
    —— 『裸のキッス』

・ この女、危険につき
    —— フィルム・ノワールの女たち


第II章

ノスタルジーがすべてを、押しながしていく


・ エドワード・ホッパーを足がかりにノワールに踏み込む
    —— ノワールとの相互影響

・ ある日、小さな町のダイナーに黒いスーツの男が姿を現わす
    —— 『殺人者』、Out of the Past、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

・ スモール・タウンの悪夢
    —— 『疑惑の影』

・ WASPの「郊外」に毒蛇を放て
    —— 『恐怖の岬』

・ 湖水を透かしての美しき死体!
    —— 『狩人の夜』

・ 麗しきかな、ネクロフィリア
    —— 『ローラ殺人事件』

・ どうしてもリメイクはオリジナルに勝てない
    —— 『マダムと泥棒』『レディ・キラーズ』

・ 死の国にて(ファントム・エンパイア)
    —— 『マルホランド・ドライブ』

・ チャールズ・ウィルフォード本の解説がプチ自伝になってしまった


第III章
地べたを這う目線こそが、ノワールの世界を準備した


・ 加賀まりこの上唇のめくれ、あるいはプチ自伝II
     ——『乾いた花』ほか

・ キューバン・ノワール、アメリカ逆進攻
    ——『追放者』を読む

・ ネオ・ノワールアート派の凱歌
     ——『バーバー』

・ On・the・Q.T
     ——クエンティン・タランティーノに関する



■ 書評掲載 ■


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