にほんのきれいのあたりまえ

新しいくらし方をデザインする

きれいのデザイン研究室=編著
発売日
2014年10月16日
本体価格
1,300円+税
判型
四六判・並製
頁数
264頁
ISBN
978-4-8459-1447-0
Cコード
C0095

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日本文化に深く浸透する「きれい」を読み解く、生活・文化・デザイン考。
「未来につながるものづくり」を考える、花王×藝大のプロジェクトの集大成!

本書は、約2年間にわたって行なわれた花王株式会社と東京藝術大学美術学部デザイン科による「にほんのきれいのあたりまえ」勉強会の成果発表とともに、新たに多ジャンルの第一線で活躍する方々に取材を行い、書籍化したものです。
日本独自の文化、精神、デザインの中から多様な「きれい」の視点を探ることで、未来につながるものづくりや、これからの私たちのライフスタイルのヒントを探ります。

古から現代へ時の流れとともに変様し希求され続けた日本の「きれい」精神性は、単なるデザイン論、文化論にとどまらない、日本ならではの生活史ともいえるものです。そして現代において、より良い暮らし方や生き方を志向する人々の思想に引き継がれ、デザインやプロジェクトとして、提示され続けています。
そこで本書では、料理や建築、デザイン、文学などさまざまな分野の第一人者に、「にほんのきれい」が「あたりまえ」として昇華されるようなくらし方、背景にある考え方や哲学、幾多の価値観の集積により培われた生活の中にひそむ「あたりまえ」の基準にもっと敏感に、自覚的になる方法を伺いました。

文明化が進んだ今の日本は、様々な問題を抱えている。私たちはこれから、どんな「きれい」を、どのような方法で実現していったら良いのだろう。さらに、私たちデザイナーには、未来の「きれい」を打ち出し、「あたりまえ」にしていくために何ができるのだろう。
(序文より)

目次

巻頭対談
・伊勢谷友介× 佐藤卓:一歩先のあたりまえをデザインする

1章 今ここにあるにほんのきれい
・竹山聖:[建築と日本文化]無の豊かさ、白の温かさ
・辰巳渚:[くらしと子育て]くらしの中の理(ことわり)を見つめる
・野村友里:[食と旅]人がつながり広げる美味しさ

2章 失われつつあるきれい
・石川英輔:[江戸のきれい]江戸のきれい
・島内景二:[古典文学のきれい]如意宝を求めるもののあはれ
・甲野善紀:[武術のきれい]武術のきれい

3章 変わりゆくきれい
・石田秀輝× 中島デコ:[自然とくらし] “ 自然のものさし” に変えていく
・ジュリア・カセム× 横須賀道夫:[デザインと社会]排除しない社会を目指して
・河合俊雄× 鎌田東二:[日本とこころの未来]きれいが拓くこころと共に