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映画を学ぶ新入学生におすすめの映画本3冊

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映画史を学ぶクリティカル・ワーズ [新装増補版]
村山匡一郎=編
奥村賢/西村安弘/濱口一/岡村民夫/石原陽一郎/渡邉大輔=著

デジタル・グローバリズム時代に知っておきたい映画史キーワード!

映画史に関わる重要な人物や出来事、理論的な言説などを網羅的に取り上げロングセラーを続ける映画事典。映画を学び研究するための決定版である本書に、〈2000年代〉と〈2010年以降〉の項目を新たに加筆。
映画前史からフィルムカルチャー全盛期、そしてデジタルが加速する2010年代まで。映画の歴史には、技術や産業、世相が色濃く反映され、作品や表現は常に更新されていきます。21世紀を歩み始めた映画を読み解き、映画をもっと深く、もっと面白く見る/学ぶための必携書です。

◎ 鑑賞・研究・批評にコンパクトに使える映画事典
◎ 2000年代、2010年代以降の項目を加筆した新装増補版!

ためし読み
映画史を学ぶクリティカル・ワーズとは?


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Film Analysis
映画分析入門
マイケル・ライアン/メリッサ・レノス=著

映画を多元的に読む──
ワールド・スタンダードな「映画学の教科書」決定版

これまで映画の見方を指南する本は、技法の詳説に偏ったものや、高踏すぎる難解なものが多いのが現状でした。本書では、実際の映画作品を用いて「技法」と「批評」の両面から分析するテキストで構成されており、映画をトータルかつ客観的な視点から学習することができます。
第一部では、物理的な対象(カメラ、音、美術など)の「何を見ればいいのか」が語られ、第二部では、意味上の対象(歴史、政治、科学、思想など)を「どう見ればいいのか」が述べられており、豊富なスチルがそれらをさらに分かりやすく伝えます。
「映画を批評的に見るためには、どこから始めればいいか」という一歩進んだ映画に対する観点が、本書が伝えたいコアポイントです。「鑑賞のイージーさ」と「批評のハードさ」を繋ごうとする姿勢は、ただ単に映画を受容するだけではなく、鑑賞者や作り手に対して新しい視点や論点を与える1冊です。

ためし読み
序章「映画における意味」


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映画表現の教科書
名シーンに学ぶ決定的テクニック100
ジェニファー・ヴァン・シル=著

500枚を超える場面写真と、76の脚本抜粋が織りなす、映画史100年を貫く映像のレトリック
カメラ位置、編集、音響の作法から、衣装、ロケーション、色の効果まで……

映画制作者にとって、ビジュアル面を強化する上で押さえておきたい撮影、編集、音響、照明などの方法を総合的にレクチャー。実際の映画の場面写真と、その脚本抜粋が同時に引用されており、「映画的」な表現の追究が可能です。
「そもそも映画固有の表現とは何か?」という原点に立ち返れる内容は、映画関係者の決定的な指南書となることはもちろん、物語を表現するあらゆる映像クリエイターの武器となるでしょう。また、映画文法を現代的な視点から分析できるという点では、映画鑑賞の新たな視野を広げる一冊です。

ためし読み
はじめに