俳優の教科書

撮影現場に行く前に鍛えておきたいこと

三谷一夫=著
発売日
2017年1月25日
本体価格
1,800円+税
判型
四六判・並製
頁数
256頁
ISBN
978-4-8459-1454-8
Cコード
C0074
刷数
7刷

その他のネット書店から購入

俳優として生きる技術/心得を一冊に凝縮した決定版!
俳優は「センス」ではなく「技術」である

前作『俳優の演技訓練』の続編であり、俳優として知っておかなければならない要素を網羅した待望の基礎編!! 俳優として仕事を依頼され続けるために必要な技術を「ものづくりの感覚」「脚本の読解力」「映画の見方」「オーディションでの戦略」から、映画、TV、演劇などジャンルを問わず全方位的に解説。仕事をするうえで必要になる「演技術」と「正しい訓練の仕方」、さらには「芸能業界のリアル」まで踏み込んだ、類のない内容!! 俳優として生きるとはどういうことか? 長く現場で活躍し、仕事が途絶えない俳優になるためには、どう行動すべきか?
日本・海外ともに俳優業界の事情を踏まえた実践的アドバイスを凝縮した1冊!

俳優志望者、子役を育てたい親御さん、芸能プロダクション関係者、演技指導者、そして、すべての映画制作者、必読!!

★現場を知る、豪華インタビュー収録!!
俳優:鈴木亮平
映画監督:中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
芸能事務所(ホリプロ):津嶋敬介
撮影:鈴木周一郎
録音:石寺健一

「先にお伝えしますが、これはステマじゃありません(笑)良い本でした。
これを熟読して欲しい若い俳優さんの顔が幾つも思い浮かびました。1800円するけど、映画1本我慢して読めるにしてはとても安いと思います。監督という仕事も改めて俯瞰できて勉強になったなぁ。」
(映画監督・筧昌也)


目次

PART1「ものづくりの感覚」を養う
作品のために俳優がいる
「作品に出演させていただきました」と言わない
作品づくりはチーム戦。各パート(部署)の役割を知っておこう
実際の現場から、制作工程を学ぶ
まず、「企画」は、誰がどのように始めるのか?
よく見る「製作委員会」とはなにか?
最も気になる「キャスティング」について
「スタッフィング」=スタッフを決めていく
いよいよ、「ロケハン」
「デザイン画」と「美術打ち合わせ」へ……
俳優は「衣裳合わせ」の時間を生かすこと
「ヘアメイク」に聞いた「いい俳優・だめな俳優」とは?
「総スケ(総合スケジュール)」の決定
「美術設計」&「セット運営」
「ホン読み」と「リハーサル」
「クランク・イン」と「クランク・アップ」
スタジオで明確になる俳優の演技力!「編集」作業
「作曲」と「音楽」〜俳優も歌えると有利
「音響効果」「整音」で、声だけでわかる俳優の技量
「試写」「宣伝」で映画を見ている観客の顔を見よう
自分の言葉を持っているか?「作品の公開・舞台挨拶」
次も現場に呼ばれる俳優には共通点がある
エキストラでも、現場に参加するべきか?
現場では多くの人から「聞く」。現場受けする俳優は仕事が続く
映画のメイキングから、ものづくりを学ぶ

Interview No.1 撮影スタッフに聞く「こんな俳優と仕事をしたい」(鈴木周一郎)

PART.2 脚本を深く読み解く
「脚本の重み」をまずは知ろう
脚本とは「映画の設計図」
俳優こそ、誰より高度な「脚本の読解力」が必要
現場に入る前の準備と訓練がすべて 作品の肝を掴んでいるか?
1冊の脚本を、3行にまとめてみる
脚本を読み解く つの基本ステップ
年間、何冊の脚本を読んでいるか?
自分でも書いてみるとよくわかる
1シーンごとでとらえない テレビドラマと映画の脚本、どちらで勉強するか?
いずれは脚本を「飛躍させる」俳優を目指そう

Interview No.2 録音スタッフに聞く「こんな俳優と仕事をしたい」(石寺健一)

PART.3 映画からじっくり学ぶ
なぜ、映画は映画館で見てほしいのか
5番手、6番手の「実力枠」の俳優の芝居を見る
「スクリーンで鑑賞に耐えられる演技力」とは
観客の心を動かすのは、台詞ではない
テレビドラマの記号的な演技を参考にしない
テレビ、演劇、映画……、どんな媒体でも通じる演技を
キャスティングプロデューサーはどんな俳優をチェックしているのか
「サポートする演技」の重要性
「受けて返す」という技術
エンドロール(エンドクレジット)には重要な情報が満載
俳優の参考になる映画の見方・選び方
何でも「作り手の視点」で見てみる
映画館での共有体験を持ってほしい

Interview No.3 映画監督に聞く「こんな俳優と仕事をしたい」(中野量太)

PART.4 オーディションを戦略的に勝ち抜く
オーディションは、実は極端に少ない
無駄なオーディションに時間を奪われてはいけない
実り少ないオーディションで疲弊する事務所出身の先輩俳優たち
オーディションの選考過程〜何が審査されているのか
面接の「自己PR」対策:審査員の視点に立つ
「印象は悪くないのに記憶に残らない」人の原因
面接対策:どんな質問がとんでくるか? どんな質問をしたらいいか?
子役オーディションで、親に望むこと
東京に出ること・芸能事務所に所属することを第一目的にしない
芸能事務所は探すものではなく、出会うもの 俳優人生のためになる、正しい芸能事務所の選び方

Interview No.4 芸能プロダクション・ホリプロに聞く「こんな俳優と仕事をしたい」(津嶋敬介)

PART.5 俳優として長く生きていくために
俳優の仕事は「センス」ではなく「技術」である
年間たった 1割? 俳優が訓練にあてる時間を考える
声と身体と、何より「頭」を鍛えなくてはいけない
信頼できるホームグラウンドを持つ
自分のロールモデルとなるべき俳優を徹底的に研究しよう
出会いの場に飛び込み、俳優として信頼される関係を目指そう
良質な作品を引き寄せる力を磨いておこう

Interview No.5 俳優に聞く「こんな俳優になりたい」(鈴木亮平)

おわりに

プロフィール

[著]
三谷一夫
1975年兵庫県生まれ。株式会社映画24区代表。映画プロデューサー。関西学院大学を卒業後、10年間東京三菱銀行にてエンタメ系企業の支援に従事。その後、『パッチギ! 』『フラガール』を生んだ映画会社シネカノンの経営に参画し企業再生を成立。2009年に「映画人の育成」「意欲的な映画づくり」を掲げて「映画24区」を設立。気鋭の映画監督と新人の俳優や脚本家を積極的に起用した映画や舞台など13本製作。2011年スタジオセディック(山形県)、2013年シネマカレッジ京都(京都府)と東京以外の地域でも映画人育成拠点の設立に参画。映画を活用した地域プロデュース(映画24区ローカル)も全国で展開中。

映画24区
‘映画’をキーワードにした総合プロデュース企業。主な事業は1映画製作・配給2映画人の育成・マネジメント3映画を活用した地域プロデュース。映画24区が東京で展開する俳優スクールでは映画監督や演技トレーナーなど少数精鋭のスタッフで声・身体のコントロールや脚本読解による頭のトレーニングなど俳優に必要な演技技術と教養を徹底して教えている。最近は芸能プロダクションと組んだ育成企画が多く、日本だけでなくアジアレベルで活躍できる俳優の輩出を目標としている。
映画24区スクール http://eiga24ku-school.jp/