『SAVE THE CATの法則』特設サイト

『SAVE THE CATの法則』──

世界中で100万人が支持する、創作指南書の決定版。
「ログライン」「ブレイク・スナイダー・ビート・シート」「10のジャンル」「猫を救え(=セーブ・ザ・キャット)」──
ブレイク・スナイダーのシンプルで実践的なこれらのメソッドは、映画、小説、漫画、アニメ、TRPG、ゲームなど、あらゆる物語創作の現場に浸透し、日本のトップクリエイターにも大きな影響を与えている。
「書きたい」を「書ける」に変えるための創作者の必読書。

推薦コメント

藤田和日郎

漫画『うしおととら』『シルバーマウンテン』作者

簡単なコトを難しく書くこういう本がたくさんあるけど、この本は面白く読めるよ。
漫画を描く時に思いつきたいことがこの中に書かれてる。
とにかく、物語の作り手は………「猫を救え」!

長月達平

小説『Re:ゼロから始める異世界生活』作者

自分が物語を書く上で「何となくわかっているけど言語化していないこと」が全て言語化された一冊。
これは全ての創作者が読むべき物語の解体新書だ!
ありがとう。でも見透かされて悔しい!

吉田恵里香

連続テレビ小説『虎に翼』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』脚本

生まれて初めて本屋さんで予約した本です。
日本語翻訳版発売を泣いて喜び、手にしてからはずっと傍にあります。
今でも脚本を書く前によく読み返す、自分にとって大切な相棒です。

本書の6つのポイント

  • ログライン

    「どんな物語なの?」の質問に一行で答える。
    すべてはここから始まる!
    ※ログライン=物語の内容を一行で説明したもの

    「どんな映画なの?」の質問に、もしも一行ですばやく、簡潔に、独創的に答えられたら、相手は必ず関心を持つ。しかも脚本を書き始める前にその一行が書ければ、脚本のストーリー自体もよくなってくるのである。[…]
    脚本の内容を一行で簡潔に説明できないなら、ごめん、そういつまでも話は聞いていられない(私の関心はもう次の脚本へ移ってしまうだろう)。一行で読者の心をつかめないような脚本家のストーリーなんて、聞くまでもないからだ。(本書24頁)


    ためし読み「Chapter1:どんな映画なの?」

  • 10のジャンル

    あらゆる物語は10パターンに分類できる。
    ジャンル固有の要素とルールを理解し、物語を効果的に語ろう。

    何かを生みだすということは──映画のアイデア、登場人物の話し方、シーンなど何であれ──新鮮なひねりを加えるということだ。しかし、平凡でないもの、伝統を超えて一歩前進したものを作るには、まずはそれまでの歴史や伝統をよく知る必要がある。これまでに製作された何百本という映画、特に自分の書きたい脚本と同じジャンルの映画については徹底的に知っておくべきだ。[…]
    実は今までに作られた映画すべて、この10種類のジャンルに分類できると思っているのだ。もちろん君たちが独自のジャンルを作って足してくれてもいい。たぶんその必要はないと思うけどね。(本書49頁)

  • 主人公は誰か?

    観客は“何かをする誰か”に共感する。
    動機と変化がドラマの軸をつくる。

    〈どんな映画なのか?〉を明確にするための次なるステップは……。〈誰についての映画か?〉を考えることだ。[…]
    映画はすべて主人公についてのストーリーであるから、観客が注目したり、共感したり、応援したくなる主人公、しかも映画のテーマを観客に伝える主人公が一人か二人は必要なのである。(本書82頁)

  • ブレイク・スナイダー・ビート・シート(=BS2)

    三幕構成を発展させた最強の構成用テンプレート。
    15のビートで物語を整理する。

    構成いかんによって、熟練した技、忍耐力のいる作業、魔法のようなストーリーテリングが本当に生きるかどうかが決まる。だから構成の仕方は、絶対に習得しなければならないテクニックなのである。私が構成というものを知ったのは、かなり後になってからだった。しかもそうとう困った状況になってやっと、その存在を知ったのだ。[…]
    それって、三幕構成のこと? そう、そのとおりだ。
    でも、三幕構成だけじゃ充分じゃなかった。だだっ広い海で泳ぐのと同じで、幕と幕の間が広すぎて、途中で迷ってパニックに陥り溺れてしまうのだ。だから迷子にならないよう、途中で目印になるような島が必要だった。(本書110頁)


    ためし読み「Chapter4:さあ、分解だ!」

  • ボードをつくる

    書き始める前に物語の構成を並べれば、物語の改善点や問題点が見えてくる。
    実際に書き始める前に、自分の脚本を〈目で見てみる〉ためのツール。

    シーン、ストーリーの軌道、アイデア、セリフ、ストーリーのテンポなど、ボード上で動かしながら試行錯誤し、うまくいくかどうかを確認するのである。ただしこれは、あくまでも書く前の準備段階なので、ボード上でどんなに完璧な計画を立てたとしても、実際に書き始めてみたら計画が大きく変更になることもある。それは仕方がない。けれども、まずはボード上で試すことによって、脚本の問題点を発見したり修正したりすることはできる。頭のなかで練ったアイデアを視覚化し、完璧な脚本をつくる手助けをしてくれるのがボードなのだ。(本書147頁)

  • 黄金のルール

    “猫を救う(=セーブ・ザ・キャット)”はただの演出ではない。
    共感と感動を生む物語設計の核心だ!

    この本をどうしても書きたいと思ったのは、実は単純な思いからだ。脚本を書くうえでものすごく役に立つルールを見つけたから、ぜひ発表してみんなに認めてもらいたい……。ああ! 言っちゃった。このルールとは、長年の間に脚本家仲間とともに発見し、集めていった黄金のルールである。私の大好きな、愛すべき法則である! 私にとって脚本とは芸術でもあり、同時に科学でもある。だから科学である脚本を支配するこのルールは、不変であり、永遠のものなのだ(本書170頁)

10のジャンル──

自分の書いている作品はどのジャンルに属するのだろう?

ブレイク・スナイダーはこう述べている。
「これほど数ある映画のなかで、どれともちがう映画のアイデアなんてまずありえない。本当だ。君が書こうとしている脚本は、必ずどこかのジャンルに入る」

ジャンルにはそれぞれ固有のルールがある。
そのルールを理解したうえで、ひねりを加えることで新しい作品が生まれる。

ただし、ここでいう「ジャンル」は、コメディやロマンス、サスペンスといった一般的な分類のことではない。
スナイダーが提唱するのは「ストーリーの本質」に基づいた分類である。

「実は今までに作られた映画すべて、この10種類のジャンルに分類できると思っているのだ。もちろん君たちが独自のジャンルを作って足してくれてもいい。たぶんその必要はないと思うけどね。そしてもう一つ注意。ここではいわゆるありきたりのジャンル分けはしていない。たとえば、ロマンティック・コメディー、叙事詩、伝記物といった分け方ではない。そういう分類の仕方では、ストーリーの本質を押さえていないから。肝心なのはストーリーの本質を踏まえた上での分類なのである。これが私の選んだ10のジャンルである」

※「10のジャンル」については本書第2弾の『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術』で具体的な作品を挙げながら徹底解説をしている。

①家のなかのモンスター

作品例:『ジョーズ』(75)、『トレマーズ』(90)、『エイリアン』(79)、『エクソシスト』(73)、『危険な情事』(87)、『パニック・ルーム』(02)など。

②金の羊毛

作品例:『スター・ウォーズ』(77)、『オズの魔法使』(39)、『大災難P・ T・ A・』(87)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)など。その他、〈泥棒モノ〉も含む。

③魔法のランプ

作品例:『ライアーライアー』(97)、『ブルース・オールマイティ』(03)、『ラブ・ポーションNo・9』(92)、『フォーチュン・クッキー』(03)、『フラバー』(97)など。

④難題に直面した平凡な奴

作品例:『ブレーキ・ダウン』(97)、『ダイ・ハード』(88)、『タイタニック』(97)、『シンドラーのリスト』(93)など。

⑤人生の節目

作品例:『テン』(79)、『普通の人々』(80)、『酒とバラの日々』(62)など。

⑥バディとの友情

作品例:『ジム・キャリーはMr.ダマー』(95)や『レインマン』(88)のような男同士や警官同士や友情だけでなく、ラブストーリーも含まれる。

⑦なぜやったのか?

作品例:『チャイナタウン』(74)、『チャイナ・シンドローム』(79)、『JFK』(91)、『インサイダー』(99)など。
※〈だれがやったのか?〉よりも、重要なのは〈なぜやったのか?〉。

⑧バカの勝利

作品例:『チャンス』(97)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)、『デイヴ』(98)、『天国から落ちた男』(79)、『アマデウス』(84)などがある。サイレント時代の道化物、チャップリンやキートン、ロイドなどもここに含まれる。

⑨組織のなかで

作品例:『アニマル・ハウス』(78)、『M★A★S★H★マッシュ』(70)、『カッコーの巣の上で』(75)、また〈家族や一家〉の物語、『アメリカン・ビューティー』(99)、『ゴッドファーザー』(72)など。

⑩スーパーヒーロー

作品例:スーパーマンやバットマンのような超人的ヒーローの登場する作品だけでなく、『グラディエーター』(00)や『ビューティフル・マインド』(01)なども含まれる。

ブレイク・スナイダー・ビート・シート──

三幕構成理論を発展させた物語構成用のテンプレート。
15のビートで構成されており、このテンプレートを穴埋めすることで、三幕理論にも当てはまる「よい物語」が書けるようになる。

「三幕構成だけじゃ充分じゃなかった。だだっ広い海で泳ぐのと同じで、幕と幕の間が広すぎて、途中で迷ってパニックに陥り溺れてしまうのだ。だから迷子にならないよう、途中で目印になるような島が必要だった」

「3」ではなく「15」のビートで物語の構成を考えるブレイク・スナイダー・ビート・シートは、三幕構成よりもより詳細で具体的なテンプレートであるため、創作者は道に迷うことなく物語を最後まで「書き切る」ことができる。
また、多くの観客の心を動かした名作映画や小説の構成を分析すると実際にこのビート・シート通りになっていることが分かる。

※三幕構成は、物語を第一幕(発端)、第二幕(中盤)、第三幕(結末)の三幕で構成するメソッド。それぞれの幕は「状況設定」「葛藤」「解決」に対応しており、幕の間は「物語の転換点(=プロットポイント)」で接続される。

「SAVE THE CAT」シリーズ

SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術

ブレイク・スナイダー・ビート・シートで物語の構造を完全マスターする

「小難しい脚本術の分析書はいらない。シンプルで、しかも本当に大手映画会社が買ってくれる脚本を書くための最低限のコツを教えてくれ!」そんな読者のための超実践的脚本マニュアル。

脚本とは芸術であり、科学でもある。科学である脚本を支配するこの法則は、不変のものなのです。 学者の難解な分析本とは一線を画し、業界を知り尽くした筆者が、メジャーで売れる脚本の法則を簡潔に語りおろします。ジャンル、プロット、構成、販売戦略、キャスティングなど、基本要素を踏まえながらも、誰も教えてくれなかった黄金法則は、驚くほど実践的です。三幕構成を応用したブレイク・スナイダー・ビート・シート(物語を15項目の「ビート」で構成するメソッド)を使えば物語の構造を完璧に自分のものにすることができます。

10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 SAVE THE CATの法則を使いたおす!

脚本の「ジャンル」と「構成」を丸裸にするカンニング・ペーパー

本書の著者ブレイク・スナイダーは、勝てる脚本を創るために必要なのは、「ジャンル」と「構成」だと述べています。

本書では、実際の映画作品を「家のなかのモンスター」「金の羊毛」「魔法のランプ」「難題に直面した凡人」「人生の岐路」「相棒愛」「なぜやったのか」「おバカさんの勝利」「組織のなかで」「スーパーヒーロー」という「10のストーリー・タイプ」に分類して徹底分析し、著者が独自に編み出した〈ブレイク・スナイダー・ビート・シート〉と呼ばれる黄金メソッドで物語構造を分解していきます。合計50の映画作品を徹底分析することで、売れる物語の構造が理解できます。

SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く

映画脚本術の超定番「SAVE THE CATの法則」シリーズに、小説の書き方バージョンがついに刊行!

「SAVE THE CATの法則」は、映画やテレビドラマなどの映像業界において、シド・フィールドの脚本術やロバート・マッキーの『ストーリー』とともに、”物語創作メソッドの権威”として知られています。

本書は、その「SAVE THE CATの法則」を用いて小説の書き方に応用した内容になります。大事な鍵は、ペースの配分。テンポが良くて、視覚的で、登場人物の成長が興味深くて、もれなく構成されている小説なら、どんな大予算映画とも互角に戦えます。そして勝てる。10の物語ジャンル、15段階のビート・シートでベストセラー小説を徹底分析し、物語の描き方をやさしくレクチャーします。

「SAVE THE CATの法則」で書ける 物語創作ワークブック

“世界で最も売れている脚本術”『SAVE THE CATの法則』の書き込み式ワークブック。
小さなアイデアが大きな物語に。一冊まるごと書き込んでいけば「あなただけの」ストーリーができあがる!


本書は『SAVE THE CATの法則』を下敷きにした書き込み式のワークブックです。手順どおりにワークに取り組めば、あなたの身の回りのことやちょっとしたアイデアが、ストーリー設計に必要な「プロット」や「設定」に早変わり。ページをたどって一冊まるごと書き込んでいくだけで、読者や観客を惹きつける「あなただけの」物語を完成させることができるのです。

初めて物語を書くことにチャレンジする人から、すでに作品を発表したことのあるプロの人、もしくは、あと一息のところで書きあぐねている人――どんな人でも、アイデア練りからストーリーのアウトライン作りまで、ひとつひとつステップごとに進みながらメソッドを体得することができます。

こんなところに「SAVE THE CAT」が──

白井カイウさん(『約束のネバーランド』原作)も読んでいた!

杉田:『ジャンプ』のとある大ヒット作家さんも読んでいると名高い『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』。『ジャンプ』編集部員もみんな読んで勉強しているという、とてもいい本ですね。

白井:すごくわかりやすい本でした。この本で、『約ネバ』の企画は『ダイ・ハード』(映画)と同じ型なんだとわかって。

杉田:描いている物語の型をちゃんと意識するのは大事ですしね。
──『シークレットバイブル 約束のネバーランド0 MYSTIC CODE』(集英社)より

「少年ジャンプ+」の編集部高橋さんオススメ

マンガ投稿サービス「ジャンプルーキー! 」内の編集者ブログで「少年ジャンプ+」の編集部高橋さんが「【第65回】どうやって勉強すればいい?~映画から学ぼう~」という記事の中で「ストーリーの組み立てかた」の勉強のために映画作品を参考にすることをオススメしています。参考書籍として『SAVE THE CATの法則』を挙げてくださいました。

信楽優楽さんの漫画『到達のアクタ』に登場!

演劇をテーマにした信楽優楽さんの漫画『到達のアクタ』の第6話にて、主人公が役柄を研究したノートがイメージカットで登場しますが、そこに『SAVE THE CATの法則』を参考にした図やテキストが掲載されています。

服部昇大さんの漫画『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん 』に登場!

邦画を全力で布教する邦画中毒女子高生・邦キチが主人公の漫画『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』Season13において、物語(ストーリー)の重要性が説かれるシーンの中で脚本術の代表として『SAVE THE CATの法則』が紹介されています。

「ヤンマガ日常ch」でエース編集者・白木英美さんがオススメ!

ヤンマガ日常ch「読み切り漫画の描き方」講座の中でエース編集者・白木さん(『ねずみの初恋』・『満州アヘンスクワッド』など担当)が三幕構成に言及され、おすすめ本として『SAVE THE CATの法則』を挙げてくださいました!

内藤泰弘さん(『トライガン』『血界戦線』作者)もオススメ!

内藤:僕が映画の三幕構成を勉強して面白かったのは、どんなバリエーションの作品も、ほとんどが法則に従った型の元に書かれているということ。例えばある同一ジャンルの映画を10本立て続けに観ると、物語の出来事や転機が、大体同じ比率の時間帯で訪れるんですよ。それこそSFでもサスペンスでもホラーでも恋愛ものでも。だから漫画の作り方が分からない新人は、「三幕構成のお話なんていつでも描けるぜ!」と言えるように、一度は型に則って描いてみるといいと思うんです。それに実際描いてみると、型の中でも個性はちゃんと出るものですから。そして本当にいつでもスラスラ書けるようになった場合、ガチで一生食えます(笑)。

川崎:なるほど! 三幕構成も勉強してみます。

内藤:『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』(ブレイク・スナイダー)という解説本がお勧めです。三幕構成をすごく分かりやすく教えてくれるんです。ただ「こんな考え方もあるんだ」みたいに、軽く読んだ方がいいかも。こういうのは迷った時に参考にする、所々に立っている旗程度に考えておくのがいいです。そうしておくと、漫画を描いていて「もう序盤を過ぎたのに、なかなか事件が起こらないなぁ」とか、感覚的に全体構成に注意できるようになります。
──「ジャンプSQ.若手作家が聞く「マンガの極意!」内藤泰弘 先生 & 川崎 宙先生」

内藤泰弘さんの「新人時代に参考にしていた一冊」として紹介!

雑誌『ジャンプSQ.』の漫画賞募集ページで新人漫画家向けに連載作家陣が新人時代に参考にしていた本を紹介するコーナーにて、内藤泰弘さんのおすすめの一冊として紹介されています。

「ハリウッド映画の三幕構成を勉強したくて購読。それでも買ったのは15年前。本当にあらゆるジャンルの良作商業映画が、ほぼこの法則に則って作られてるのが興味深いです。」

藤本タツキさんの漫画『チェンソーマン』で『SAVE THE CATの法則』のオマージュネタが登場!

漫画『チェンソーマン』の第102話「セーブザキャット」、第127話「セーブザアサ」は、タイトル含め本書のオマージュともいえる内容となっています。

とよ田みのるさんの漫画『これ描いて死ね』に登場!

とよ田みのるさんによる漫画家漫画『これ描いて死ね』38話の中で、キャラクターが漫画作りの参考とする書籍のひとつとして『SAVE THE CATの法則』が登場しています。

漫画編集者、林士平さんのPodcast「イナズマフラッシュ」で言及アリ!

人気漫画『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』などを担当する漫画編集者、林士平さんのPodcast「イナズマフラッシュ」の第19回「野木さんが脚本家になるまでの歩みとテレビドラマの脚本事情」の中で言及いただきました。

これまで数多くの書籍で引用・紹介されてきました──

『脚本の科学 認知と知覚のプロセスから理解する映画と脚本のしくみ』ポール・ジョセフ・ガリーノ&コニー・シアーズ=著(フィルムアート社)
『対立・葛藤類語辞典 下巻』アンジェラ・アッカーマン&ベッカ・パグリッシ=著(フィルムアート社)
『性格類語辞典 ポジティブ編』アンジェラ・アッカーマン&ベッカ・パグリッシ=著(フィルムアート社)
『性格類語辞典 ネガティブ編』アンジェラ・アッカーマン&ベッカ・パグリッシ=著(フィルムアート社)
『新しい主人公の作り方 アーキタイプとシンボルで生み出す脚本術』キム・ハドソン=著(フィルムアート社)
『ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる』K.M.ワイランド=著(フィルムアート社)
『物語の「森」を抜けて なぜストーリーには構造が存在するのか』ジョン・ヨーク=著(フィルムアート社)
『感情を引き出す小説の技巧 読者と登場人物を結びつける執筆術』ドナルド・マース=著(フィルムアート社)
『人気海外ドラマの法則21 どうして毎晩見続けてしまうのか?』ニール・ランドー=著(フィルムアート社)
『虚構侵蝕TRPGルールブック』千葉直貴&泉川瀧人&卓ゲらぼ=著(新紀元社)
『なぜ科学はストーリーを必要としているのか ハリウッドに学んだ伝える技術』ランディ・オルソン=著(慶應義塾大学出版会)
『テレビドラマ研究の教科書 ジェンダー・家族・都市』藤田真文=著(青弓社)
『映画制作の教科書プロが教える60のコツ 企画・撮影・編集・上映』衣笠竜屯=著(メイツユニバーサルコンテンツ)
『映画脚本の教科書 プロが教えるシナリオのコツ心得・法則・アイデア・分析 コツがわかる本』衣笠竜屯=著(メイツユニバーサルコンテンツ)
『何がなんでもミステリー作家になりたい!』鈴木輝一郎=著(河出書房新社)
『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』秀島迅=著(日本文芸社)
『プロの小説家が教えるクリエイターのための能力図鑑』秀島迅=著(日本文芸社)
『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑 場面設定編』秀島迅=著(日本文芸社)
『クリエイターのための物語創作ノート』秀島迅=著(日本文芸社)
『10分で名著』古市憲寿=著(講談社)
『スルーされない技術』石田章洋=著(かんき出版)
『企画は、ひと言。』石田章洋=著(日経BPM)
『読書が苦手だった司書が教える世界一かんたんな図書館の使い方』つのだ由美こ=著(秀和システム新社)
『その日、絵空事の君を描く』音無白野=著(早川書房)
など多数

関連コンテンツ

「マンガ編集者・佐渡島チャンネル」で佐渡島庸平さんに紹介していただきました。
「ヒットする物語に共通するものは何か? マンガを描く人も、企画する人も読んでおくべき『SAVE THE CATの法則』を紹介!」 

『大統領の陰謀』(138分、1976年)
監督:アラン・J・パクラ、脚本:ウィリアム・ゴールドマン
10のジャンル:「なぜやったのか?」をBS2で分析

『エイリアン』(117分、1979年)
監督:リドリー・スコット、脚本:ダン・オバノン
10のジャンル:「家のなかのモンスター」をBS2で分析

『ダイ・ハード』(132分、1988年)
監督:ジョン・マクティアナン 脚本:ジェブ・スチュアート、スティーヴン・E・デ・スーザ
10のジャンル:「難題に直面した平凡な奴」をBS2で分析

『スパイダーマン2』(127分、2002年)
監督:サム・ライミ、脚本:アルヴィン・サージェント
10のジャンル:「スーパーヒーロー」をBS2で分析

『SAVE THE CATの法則』目次

序文

イントロダクション

Chapter 1 どんな映画なの?
最高のログライン/皮肉はあるか?/イメージの広がり/観客と製作費/パンチの効いたタイトル/ログラインを試してみる/テスト・マーケティングはこんな感じ/ハイ・コンセプトの死/まとめ/練習問題

Chapter 2 同じものだけど、ちがった奴をくれ!
どんな映画に……一番似ている?/家のなかのモンスター/緊張感はどこにあるんだ?/金の羊毛/魔法のランプ/難題に直面した平凡な奴/人生の節目/バディとの友情/なぜやったのか?/バカの勝利/組織のなかで/スーパーヒーロー/ハリウッドの、ずるい秘密/まとめ/練習問題

Chapter 3 ストーリーの主人公は…
ストーリーの主人公は誰か?/ログラインを膨らまそう/原始的な動機はあるか?/主人公の配役/俳優の典型的な役柄/特殊なケース/あくまでもログラインに忠実に/まとめ/練習問題

Chapter 4 さあ、分解だ!
構成、構成、構成……/オープニング・イメージ(1)/テーマの提示(5)/セットアップ(1~10)/きっかけ(12)/悩みのとき(12~25)/第一ターニング・ポイント(25) /サブプロット(Bストーリー)(30)/お楽しみ(30~55)/ミッド・ポイント(55)/迫り来る悪い奴ら(55~75)/すべてを失って(75)/心の暗闇(75~85)/第二ターニング・ポイント(85)/フィナーレ(85~110)/ファイナル・イメージ(110)/まとめ/練習問題

Chapter 5 完璧なボードを作る
ボードのマスター/最初のカードは……/重要なターニング・ポイント/カードの書きすぎとブラックホール/どうしても軽めになっちゃう第三幕/色分け/余分なカードを削る/+/-と〉〈/旅立ちのとき……/章の最後に/私の最終兵器/まとめ/練習問題

Chapter 6 脚本を動かす黄金のルール
SAVE THE CAT!/《危機一髪 猫を救え!》なのだ。/プールで泳ぐローマ教皇/魔法は一回だけ/パイプの置きすぎ /黒人の獣医(別名:マジパン多すぎ)/氷山、遠すぎ!/変化の軌道/マスコミは立ち入り禁止!/まとめ/練習問題

Chapter 7 この映画のどこがまずいのか?
主導権を握るのは主人公だ/セリフでプロットを語っていないか?/悪い奴はひたすら悪く/回転、回転、回転/カラフルな感情のジェットコースター/「やあ、元気?」「うん、元気だよ」/一歩戻って/松葉杖と眼帯/原始人でもわかるか?/まとめ/練習問題

Chapter 8 最後のフェード・イン
野望VS運命/下準備/神経を擦り減らす/最初のコンタクト/ネットワーク作り/逆にやってはいけないこと……。/プレゼンの成功例/失敗例なるようにしかならない

用語解説
訳者あとがき

著者紹介

ブレイク・スナイダー(Blake Snyder)

脚本家・プロデューサー。20年のキャリアにおいて数十本の脚本を売り込んだ。その中には、ディズニーのヒット作となった『ブランク・チェック/100万ドル大作戦!』の共同脚本や、スティーヴン・スピルバーグのために手がけた『Nuclear Family』があり、いずれも100万ドル規模で取引された。「ハリウッドで最も成功した競売向け脚本家の一人」と称されている。

主著『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』は2005年に刊行され、これまでに世界で100万部を売り上げる空前のベストセラーとなっている(日本語版は2010年刊行)。その後、第2弾『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 SAVE THE CATの法則を使いたおす!』、第3弾『SAVE THE CATの逆襲 書くことをあきらめないための脚本術』(現在品切)が出版された。

チャップマン大学、UCLA、ヴァンダービルト大学、北京電影学院などで教鞭を執ってきた。『SAVE THE CATの法則』は現在も世界中の主要大学の脚本クラスで教材として用いられており、彼に師事した脚本家たちは、対面およびオンラインのワークショップを通じて、その原則を伝え続けている。

2009年8月4日、逝去。

その後、弟子のジェシカ・ブロディによる『SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く』、ジェイミー・ナッシュによる『「SAVE THE CATの法則」で書ける 物語創作ワークブック』が刊行された。なお、ドリームワークスの映画『ヒックとドラゴン』(2010年)はブレイク・スナイダーに捧げられている。