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物語やキャラクター創作に役立つ本売上ランキングベスト10

フィルムアート社では、小説や映画脚本、アニメ、マンガ、ゲームシナリオなど、あらゆるジャンルの物語創作に役立つ本を数多く出版しています。物語やキャラクター創作に役立つ本

また、これらの本の中から小説執筆に役立つ知識やテクニックをトピックごとにまとめた連載「きちんと学びたい人のための小説の書き方講座」をカクヨムにて連載中です。

これらの本のうち、果たしてどの本がいちばん売れているのでしょうか? その疑問にお答えするべく売上実績をもとに売上上位ランキングTOP10を作成しました(2024年5月8日更新)。どの本を買えばよいかわからないという方はまずはこちらの上位アイテムを読んでいただくことをオススメいたします。


第1位:SAVE THE CATの法則
本当に売れる脚本術

ブレイク・スナイダー=著

ブレイク・スナイダー・ビート・シートで物語の構造を完全マスターする

「小難しい脚本術の分析書はいらない。シンプルで、しかも本当に大手映画会社が買ってくれる脚本を書くための最低限のコツを教えてくれ!」そんな読者のための超実践的脚本マニュアル。

脚本とは芸術であり、科学でもある。科学である脚本を支配するこの法則は、不変のものなのです。 学者の難解な分析本とは一線を画し、業界を知り尽くした筆者が、メジャーで売れる脚本の法則を簡潔に語りおろします。

ジャンル、プロット、構成、販売戦略、キャスティングなど、基本要素を踏まえながらも、誰も教えてくれなかった黄金法則は、驚くほど実践的です。三幕構成を応用したブレイク・スナイダー・ビート・シート(物語を15項目の「ビート」で構成するメソッド)を使えば物語の構造を完璧に自分のものにすることができます。

ためし読み
Chapter1 どんな映画なの?
Chapter4 さあ、分解だ!

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第2位:感情類語辞典[増補改訂版]
アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ=著

言葉にならない感情を描く

本書は、人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた、創作者のための新しい「類語辞典」です。 本書が手元にあれば、お決まりの表現に頼らずに、登場人物をより人間らしくリアルに描き、物語を引っ張っていく魅力的なキャラクターを生み出すことが可能になります。

ある感情における、目に見える「外的なシグナル」、体の内側に起こる「内的な感覚」、心理状態を表わす「精神的な反応」、そしてその感情が強烈だったり、長期にわたる場合のサインや、本人が周囲に隠したり、自覚がない場合のサインなど…… ひとつの感情につき、60〜90個前後の「類語」が収録されています。

増補改訂版ではより細かい感情を表現するために、項目数が75から130と大幅に増量。「読むだけで心に突き刺さる」と評判だった、悩める創作者を導く「まえがき」の部分も加筆されています。

さらに、各感情に結びついた行動を描写しやすくするため、その感情を強く想起させる動詞のリストを新たに追加。また、キャラクターの感情が今後どう移り変わっていくのかをわかりやすくするため、各感情が発展あるいは後退すると、どの感情に至るのかが参照できるようになりました。

小説家だけでなく、脚本家、シナリオライター、漫画家、さらには演出家や俳優など……物語の執筆だけでなく、キャラクター作りや役作りといった「人間を表現する仕事」のよき相棒として、あらゆる創作者を助けてくれる「類語辞典」です。

ためし読み
『感情類語辞典[増補改訂版]』の刊行にあたって
感情のパワー

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第3位:「感情」から書く脚本術
心を奪って釘づけにする物語の書き方
カール・イグレシアス=著

最初の10ページがすべて?
いや、1ページ目からいきなり大事だし最初の文節、最初の単語も蔑ろにしてはいけない

本書は、読者や観客の感情を掻き立て、心をつかんで離さないためのあらゆる設計を、あますところなく伝授します。ビジネスとしての映画はいったい何を売っているのでしょうか? それは人間の感情です。感情的体験を映画やテレビというパッケージにして販売しているのです。つまり、何が読者を最も興奮させるのかを知り、感情的に巻き込んでしまう方法を見つけ出すことが、売れる物語をつくるために極めて重要なのです。

本書では、名作の脚本を徹底的に解体し、その語り方を分析します。そして読者の心に特定の感情やイメージを浮かび上がらせ、心を動かすために必要な技巧を指南しています。脚本を書く上で本当に大事なこと=「脚本を読む人に感情的な体験を提供すること」にとことんこだわった一冊です。

ためし読み
イントロダクション:感情をお届けする商売

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第4位:対立・葛藤類語辞典 上巻
アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ=著

登場人物に最適な《コンフリクト=対立・葛藤》を組み込むことで、物語は鮮やかに動き出す

現実世界では避けたい対立や葛藤は、フィクションにおいてはいくらあっても足りないもの。人の不幸、番狂わせ、裏切り、身の毛もよだつありえない展開……私たちはそれらを追体験することで、登場人物に感情移入し、臨場感たっぷりの物語を味わうことができるのです。本書は、常に書き手を悩ませている「対立・葛藤をどう作品に組み込むべきか」について解説する、最適な手引書となっています。読者の心を捉えて離さないような物語を書くためには、キャラクターに個人的なリスクを負わせ、失敗すれば大惨事を招きかねないように、ストーリー全体を通して緊張感が高まっていくような対立や葛藤が必要となります。本書はあらゆる作品づくりにおいて、最適な表現をする助けとなることでしょう。

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はじめに

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第5位:読者に憐れみを
ヴォネガットが教える「書くことについて」

カート・ヴォネガット/スザンヌ・マッコーネル=著 金原瑞人/石田文子=訳

『スローターハウス5』『タイタンの妖女』などで知られる戦後アメリカを代表する作家、カート・ヴォネガットの「書くこと」と「人生について」。

辛辣で、機知に富み、心優しきニヒリスト、ヒューマニストで、教師としては熱血漢。「書くことは魂を育むこと」を生涯の信条としたヴォネガットの教えを、彼自身の言葉と小説の引用、そして周囲の人々の談話からまとめた、「ヴォネガット流・創作指南+回顧録的文章読本」。

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はじめに
第25章 プロット

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第6位:映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと
シド・フィールドの脚本術
シド・フィールド=著

「三幕構成」の完全解説
すべての脚本術はこの本からはじまった

世界で一番読まれているシド・フィールドの脚本術の邦訳です。良い映画は良い脚本から生まれます。世界で初めて映画の脚本を分析し、構成のパラダイムを考え出した著者が、映画の持つ力と本質を教える名指南書。あらゆる物語創作の基礎となる「三幕構成」について解説した必読の1冊です。現在存在するほとんどの脚本術・物語創作術は、本書を下敷きにしているといっても過言ではありません。物語創作の正典(カノン)ともいうべき必読書。

ためし読み
第1章 映画脚本とはなにか

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シド・フィールド3冊セット(20%off)


第7位:10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術
SAVE THE CATの法則を使いたおす!
ブレイク・スナイダー=著

脚本の「ジャンル」と「構成」を丸裸にするカンニング・ペーパー

本書の著者ブレイク・スナイダーは、勝てる脚本を創るために必要なのは、「ジャンル」と「構成」だと述べています。本書では、実際の映画作品を「家のなかのモンスター」「金の羊毛」「魔法のランプ」「難題に直面した凡人」「人生の岐路」「相棒愛」「なぜやったのか」「おバカさんの勝利」「組織のなかで」「スーパーヒーロー」という「10のストーリー・タイプ」に分類して徹底分析し、著者が独自に編み出した〈ブレイク・スナイダー・ビート・シート〉と呼ばれる黄金メソッドで物語構造を分解していきます。合計50の映画作品を徹底分析することで、売れる物語の構造が理解できます。

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Introduction


第8位:作家の旅 ライターズ・ジャーニー
神話の法則で読み解く物語の構造
クリストファー・ボグラー=著

神話学者ジョーゼフ・キャンベルの神話理論〈ヒーローズ・ジャーニー〉を、
映画にも適用できる物語構造=12ステップにモデル化し、ハリウッドに多大な影響を与えた一冊。

本書の著者、クリストファー・ボグラーは、神話の要素は人間の普遍的な真理であるとして無数の神話から物語の構造を抽出したジョーゼフ・キャンベルの研究(『千の顔を持つ英雄』)に惚れ込み、キャンベルの〈ヒーローズ・ジャーニー〉理論に、カール・G・ユングのパーソナリティのパターン〈アーキタイプ(原型)〉の研究と、ウラジミール・プロップの民話・昔話を構造分析した物語理論を合わせて発展させ、ハリウッド映画に適用させたメソッドを提唱しました。

本書では〈ヒーローズ・ジャーニー〉の12ステージの構造モデルと8つの〈アーキタイプ〉がそれぞれ詳述され、その理論が誰にでもわかるように平易な言葉で解説されています。私たち人間にとって、物語とは何か? どう機能するのか? 物語はどこからやってくるのか? 人にはなぜ物語が必要なのか? 一体何が物語を作るのか? その核心を掘り下げた必携の一冊です。

ためし読み
はじめに 旅の準備

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第9位:キャラクター
登場人物の本質と創作の技法

ロバート・マッキー=著

アカデミー賞&エミー賞の請負人ロバート・マッキーが「キャラクターとは何か?」を徹底解明!登場人物の本質を問い、創造力に磨きをかける。キャラクター創作術の最新版にして決定版がついに登場。

登場人物の創作に特化した内容となっており、「キャラクターを『創造』するという視点から、着想の源までさかのぼって徹底的に分析」(訳者あとがきより)していきます。そうすることで、キャラクターの本質を理解でき、創作の技法を磨くことができます。

四部構成となっており、キャラクター作りの着想の源がどこにあるかを問うところから始まり、すぐれた架空の人物を生み出す執筆技法を通過し、キャラクターとストーリーのジャンルや観客との関係を見つめ、いかにストーリーの中でキャラクターを設計すべきかが語られていきます。

ためし読み
イントロダクション
役柄とキャラクター

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第10位:ストーリー
ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則
ロバート・マッキー=著

これぞ物語創作のバイブル
ストーリーテリングの分野で世界的に最も影響力のある「現代のアリストテレス」ロバート・マッキーによる伝説的のセミナーが書籍化

本書では、脚本家が学ばなければならないストーリーの普遍的な「型」を解説するとともに、キャラクター造形の方法、または物語に必須の「事件」の描き方とその設定の仕方を徹底的に掘り下げます。

これまで、ストーリーとキャラクターは別のものであるかのように扱われていましたが、マッキーは「ストーリーの構造とはキャラクターのことであり、キャラクターとはストーリーの構造のことである」と強く主張します。本書は、物語の「内容」にふさわしい「形式」を、ストーリーを創作する上で実際にどのように与えるかということを詳説しています。ハリウッドだけでなく世界中に多大な影響を与え続けている伝説のシナリオ講師ロバート・マッキーの最重要著作。

ためし読み
イントロダクション
敵対する力の原則
「解説」全文

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