はじめに ルールではなくヒント この本は、マンガの描き方のルールを定めるものではありません。 マンガはもっと自由で、もっと楽しく描いていいものだと僕は思っています。だからこそ、この本も「こうしなきゃいけない」と型にはめる
訳者まえがき 修辞学レトリックの力を示す具体例として、あるひとつの〈説得〉の現場を紹介したい。時は2022年、新型コロナウイルスが猛威をふるっていたころ、アメリカ合衆国の下院議員であったケイティ・ポーターが、議会審議にお
はじめに どう終わるかを、われわれは知っている。自分も、自分の愛するすべての人々も、いずれは死ぬ。その後、熱力学的死がやってくる。宇宙で起きている変化がすべてやみ、星々が死に、そして何もかもがなくなり、ただ無限の、完全な
はじめに 世界初のアニメーション作品の1つで、アニメーション作家の先駆者とされるシャルル・エミール・レイノーが制作した『哀れなピエロ』が、1892年10月28日、パリのグレヴァン蝋人形館で、テアトル・オプティークという
まえがき 本書は濱口竜介と三宅唱と私が続けている「映画勉強会」の記録です。 「映画勉強会」とは、文字通り映画について勉強する会で、自分たちにとって今最も大事だと思える映画作家を取り上げ、その作品を自由にいろいろな角度か
はじめに 本書は「芸術制作とは何か?」という根本的な問いからはじまります。アーティストは制作において何をしているのか、どのように創造性は生まれるのか、という謎についての率直な問いです。これは歴史的にアーティスト自身によ
まえがき:歴史上に偉大な女性芸術家はいたか? 1936年12月1日の晩、数百名の芸術家がニューヨークで逮捕された。政府による芸術家の解雇に対する抗議活動に参加したことが理由だ。まもなく拘置所で奇妙なことが起こった。すべて
オープニング 「僕は映画をつくるつもりだ。監督も製作もやる」──スティーヴン・スピルバーグ、第8学年〔日本の中学2年生に相当〕 始まりは一本の電話だった。わたしのデスクの上の黒電話が突然、けたたましく鳴り響いた──とそれ
第1章 ジャンルについて ジャンルという概念 定義の話から始めよう。書き手が何かを書こうとするとき、それは「特定のジャンルや型のなかで書く」ことを意味する。ジャンルに着目することで、書き手が特別な物語や特殊な考えを語っ
訳者解説 『どこかで叫びが』におけるブラック・ホラーの意匠 ハーン小路恭子 本書はJordan Peele and John Joseph Adams, eds, Out There Screaming: An Anth
序文 ジョーダン・ピール もう何年も前のことだが、秘密地下牢ウブリエットの概念に病的なまでに憑りつかれるようになった。中世の拷問実践について夜ごと読み耽ふけったりしない人たちのために言っておくと、秘密地下牢というのは瓶の
「邦高洋低」時代のカーゴ・カルト 日本映画が栄華を極めている。 洋画配給に元気がないと言われてひさしいが、「邦高洋低」どころかすっかり洋画のことなど忘れ去られてしまった様子で、最近では邦画の超大作があるときにはシネコンで